たいていの土地活用では、どうしてもある程度の土地の広さが
必要になってきます。
「所有している土地が狭いから最適な土地活用がない…」と
諦めている方も多いのではないでしょうか?
しかし、なんとわずか1坪程度のスペースから始められる
土地活用ビジネスがあるのです。
そのビジネスが『自動販売機の設置』で行う土地活用です。
土地に自動販売機を設置してその売り上げで収入を得るという
単純明快な方法なのですが、上手く運用できれば安定した利益を
得ることができます。
この記事では、自動販売機ビジネスで利益を得るために
重要なポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
自動販売機ビジネスのメリットとデメリット
自動販売機の設置によるビジネスの最大のメリットといえば、
初期費用とランニングコストの安さでしょう。
自販機1台を設置するのにかかる費用は、買取の場合ですと
1台70万円程度で、月の電気代は3,000円から5,000円程度です。
これに商品の購入代金が加算されます。
他の土地活用に比べてはるかに狭い土地で安く始められるのが
自動販売機ビジネスの特徴です。
もちろん、自動販売機ビジネスには『デメリット』もあります。
当たり前ですが、売れなければ一切利益が出ません。
いくらランニングコストが安くても、それを超える売り上げが
でなくては意味がありません。
設置場所が重要!地域住民との関係も注意!
自動販売機ビジネスで利益を出すために大切なことは、
まず設置場所に人通りがある程度あることが絶対条件です。
通学路・通勤路やジョギングや犬の散歩などのルートに
なっている道路なら、利益が見込めるでしょう。
また、学生がよく通る道なら『学生好みの炭酸飲料』や、
学校に持ち込みやすい『お茶』を選ぶなど、客層に合わせて
ラインナップを工夫することで効率的に利益をあげることができます。
ここで気をつけなければいけないのは、地域住民との関係です。
24時間飲み物を買える自販機の前では、若者がたむろして
騒いでしまうことがあります。
また、空きカンなどのゴミの散乱も心配です。
そうなれば近隣住民から苦情が出ることもあるのです。
一方で、夜中でも明るい自販機のおかげで、夜道の暗さが
緩和されるという防犯上のメリットもあります。
災害時に非常時用バッテリーに切り替えて販売できるタイプの
自販機や、AED付きの自販機なら社会貢献度も高いですね。
地域住民にメリットが多くなるように管理することが快適な
運用のカギになります。
自動販売機の管理はどうする?利益がでるビジネスのために
自販機の設置には、自分で自販機を購入して設置し、
商品の補充や掃除・メンテナンスまで全て自身で行う方法と、
場所と電気代を提供して、商品の補充からメンテナンス・
クレーム対応まで行ってくれる業者に依頼する方法があります。
メンテナンス・掃除・クレーム対応の手間はありますが、
魅力的な商品ラインナップを考える自信があるならば、
自分で設置する方が利益は出しやすいでしょう。
自分で発注・補充を行う場合の利益は1本あたり30円から60円。
仕入れが安いほど利益も大きくなります。
業者頼みの場合は1本あたり30円前後で、場合によっては
10円程度の儲けにしかなりません。
管理の手間を取るか、利益率を取るかはじっくりと検討する
必要があります。
売上を見込める自動販売機ビジネスを
自動販売機で土地活用ビジネスを行うには、立地条件に適した
客層を見込んだ商品の選び方ができる業者を選ぶこと、
そして自分で仕入れを行う場合は、魅力的な商品を安く手配できる
ことが重要です。
自動販売機の土地活用は、低コストで始められるとはいえ、
大きな収益に繋がるタイプのビジネスモデルではありませんので、
業者選びを間違えると、ほとんど利益を得ることができなく
なってしまうかもしれません。
自動販売機ビジネスで成功するためには、まずは信頼できる
土地活用業者をしっかりと比較することが重要になります。
「土地活用はしたいけど失敗だけはしたくない!」 初めて土地活用をお考えの方の多くが、このような不安を持っています。
では、土地活用初心者の方が安心して収益を出すためにはどうすればよいのでしょうか?次のページでご紹介します。