農地を賃貸駐車場にする方法と必要な手続き 

 

農地を相続したとしても、会社で働いている人にとっては
うまく活用することができず持て余してしまいますよね。

 

農業を引き継ぐ気持ちがない限り、
多くの人が農地を違う用途で使用するか、売却するかの
いずれかを検討されるのではないでしょうか?

 

そんな時の選択肢の1つとして『賃貸駐車場』としての
農地活用法があります。

 

では、農地を賃貸駐車場として活用するためには
どのような手続きが必要なのでしょうか?
この記事で詳しく解説していきたいと思います。

 

 

相続した農地でも使用可能目的は引き継がれる

 

 

農地を使っての賃貸駐車場経営は、投資する費用が少なく
済むうえに、経営上の手間も少ないので、魅力的な選択肢です。

 

「農地を相続したからすぐに駐車場にしよう」と思いたくなる
ところですが、たとえ相続した農地でも、相続者の好き勝手に
使用することはできません。

 

農地は農作物を使用するための土地と『地目』に登記されて
いるため、その他の目的のために使用することはできないのです。

 

そこで必要となるのが地目の変更手続きです。
『農地転用』と言って、農地を他の目的に使用できるように
するための手続きが必要となります。

 

農地を賃貸駐車場として利用したい場合は、
その農地がどの区分であるかによって必要となる手続きが
変わってきます。
まずは所有する農地の区分がどうなっているのかを
調べることから始めてみましょう。

 

 

農地を賃貸駐車場にするために必要な手続き

 

賃貸駐車場にしたい農地が『市街化区域』であるか、
それとも『市街化調整区域』であるかによって手続きの種類が
変わってきます。

 

市街化区域の農地の時は農地転用の「届け出」が必要で、
市街化調整区域の時は「許可」が必要となります。

 

言葉から想像できるように「届け出」の方が手続きは簡単です。
基本的に認められていることだからです。

 

管轄する市町村の農業委員会に届け出を提出する際に必要な
書類は以下の通りです。

 

 

  1. 届出書
  2. 土地登記事項証明書
  3. 公図の写し
  4. 付近の見取り図
  5. 配置図
  6. 写真
  7. 住民票(法人の場合は法人登記事項証明書)
  8. 確約書(申請する用途以外の目的に使用しないとの確約)

 

 

農業委員会によって提出を求められる書類に違いはありますが、
これらが多くなっています。

 

また、農地を賃貸駐車場にする場合は、
『駐車場の必要性についての確認』を求められるケースが
多く、その証しに近隣住民からの要望書を用意しなければ
ならないことも少なくないようです。

 

届け出を提出すると農業委員会から「受理」「不受理」の
通知が2週間前後で届きますが、書類の不備によって「不受理」
とならないように、必要書類の確認を怠らないようにしましょう。

 

 

農地転用許可で駐車場にするのはハードルが高い?

 

 

一方で、市街化調整区域の農地は農地以外の目的に使用する
ことが原則認められていません。
そのため、『県知事に農地転用の許可を求める』という
手続きが必要になります。
手続きにかかる時間も長く、2か月はみておいた方が良いと
言われています。

 

また、そもそも許可されていない用途への転用を
認めてもらうので、必要となる書類は届け出の時よりも
はるかに多くなります。

 

『理由書』といって、その用途に使用したい旨を、
第三者が納得できるような理由も書面にしなければなりません。
例えば、「周辺に駐車場が不足していて住民が困っている」
「その農地が駐車場として適した条件下にある」といったことです。

 

許可の手続きの難易度が高いことは係員もよく知っています
ので、恥ずかしがらずに何度でも足を運んで確認を取ることを
おすすめします。

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