例えば、遺産相続などで思わぬ形で土地を相続したとします。
しかしその土地をしっかりと有効活用していくためには、
ある程度のノウハウが必要になります。
「とてもではないが、そこまで手をつけられない…」
という方に、ある意味最短距離の活用方法と
言えるのが、『土地の売却』です。
もちろん生産性はありませんが、
土地をすぐに資金化することができます。
しかし、適当な値段で売ってしまっては、
後々後悔しかねません。
では、適正な価格、もしくは相場以上で土地を
売却するためには一体どうすればよいのでしょうか?
目次
土地の売却手続きをする際の注意点
個人が土地を売る為には、
土地を売却する相手を探し、お金を払って土地を渡して終了。
…とはもちろんいきません。
まず始めに、簡単に土地売却の流れを説明したいと思います。
土地売却の流れ
メモ
- 不動産売却価格の査定
- 不動産仲介会社に依頼(媒介契約)
- 不動産を売り出し・営業活動
- 購入希望者と交渉する(物件情報開示)
- 売買契約を締結(手付金の支払い)
- 不動産引き渡し(登記申請)
以上の段階を経て、土地の売却が完了します。
土地を売る時に必要な費用は?
土地を売却するのにあたり、土地を売るときの費用も
考えておかなければなりません。
「売るのになぜ費用が?」と思われるかもしれませんが、
税金をはじめ、下記のような手続きに対して費用が発生します。
土地売却に必要な費用一覧
不動産屋との媒酌契約の際にかかる仲介手数料
土地売買価格の3~5%の手数料+消費税
売買契約の際にかかる契約書に貼る印紙代
土地代1000万~5000万円以下の場合、1万円になります。
不動産引き渡しの際の抵当権抹消登記費用(登録免許税)
抵当権が設定されてない場合は不要です。
譲渡益課税(税金)
売却金額に応じた住民税・所得税がかかります。
所有5年以下の短期譲渡では所得税は30%、
そして、5年超の長期譲渡なら15%まで下がります。
土地を売る時に必要な書類は?
続いて、土地を売却する為に必要な書類をご紹介します。
売主に関する書類
- 身分証明書
- 実印
- 印鑑証明書
- 住民票
権利に関する書類
- 登記権利書or陶器識別情報
- 固定資産税納税通知書
- 固定資産税評価証明書
不動産に関する書類
- 土地測量図
- 境界確認書
- 建物がある場合それに関する書類一式(設計書・工事記録等)
上記以外にも、地盤調査報告書などがあると良いかもしれません。
また、不動産の売却で譲渡所得を得ている場合は、
確定申告を行う必要があり、年末調整を行っている場合でも
規定期間に確定申告書類を提出する必要があります。
高く売るためには土地の相場を知る
土地を売るためにはまず、売却価格を設定する必要があります。
しかし、建物とは違い地価は相場が分かりづらい傾向にあります。
目安を自分で決めることは難しく、いきなり不動産屋で
査定してもらったとしても、適正な相場価格なのかが
わからない場合も多いでしょう。
適正な価格を知るためにオススメなのが、
インターネットで不動産一括査定サイトを利用することです。
複数の業者から概算見積もりを受け取ることで、
土地の相場をしっかりと把握することができます。
安心して土地を売却をするには
以上のように、土地の売却には、様々な手続きや必要書類が
あることがわかりました。
しっかりと計画的に売却プランを決めることが、
土地売却の失敗しないコツと言えます。
土地売却の相談は、直接不動産屋に行く前に、
複数の業者からプランの提案を受け取って比較するようにしましょう。
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では、土地活用初心者の方が安心して収益を出すためにはどうすればよいのでしょうか?次のページでご紹介します。